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2006年 09月 15日
けやきや桜並木に守られた広大な敷地内に立地し、 ハキハキと機敏なスタッフが揃っているこの場所。 この夏ちょっとご縁があって行ってみたのですが、 これ、ドコだと思います? 実は、都内某所にある有料・高齢者ホームなんです。 自然光がたくさん差し込み明るいエントランスロビー。 車椅子がストレスなく行き来できる広々とした廊下。 普通より大きめのEVのカゴの中には、ちょっと腰掛けることが出来るソファ。 お部屋には座り心地のよいソファや液晶TV、 落ち着いた色調の品の良い家具やミニキッチン、そして、 広いウォークインクロゼットなどが設えられていて、ちょっとしたホテルのよう。 けやきや桜並木に守られた敷地にある中庭付きのこの施設、 随分人気があるそうです。 でもね、施設内をあちこち見せて貰ったわたしは正直なところ、 なんとも言えない複雑な心境に陥ってしまったんです。 なんかね、不自然に感じるほどに元気の良いスタッフの方たちの笑顔や、 明るすぎる施設内が妙に落ち着かなかったんです。 そして、誰も訪ねてくる人が居ないという入居者が居るという話に、胸が痛みました。 自宅と施設、利点と欠点がそれぞれあります。 だから晩年は自宅で過ごすのが一番良いとか、専門スタッフの居る施設の方が良いとか、 一概に言えないところがあります。 今は核家族が主流になってしまっていますが、本当はむかしながらの大家族のように、 みんなで助け合って暮らして行けたらいいのに、とも思いますが、 身体が動かなくなり、病気がちになり、24時間体勢での介護が必要になったとき、 それぞれのご家庭のそれぞれの事情で、そうもいかない事もあるでしょう。 親や兄弟、家族や親戚、そして友達。いつかはみんなが通る道。 色んな想いがよぎります。
by coconeil_ori
| 2006-09-15 10:23
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